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柿沼忠秋 ·水産庁資源管理部長

衆議院沖縄及び北方問題に関する特別委員会(2026-06-29)での発言

第221回国会 ·第第3号号 ·1,038字
○柿沼政府参考人 お答えいたします。  我が国とロシアとの間では、漁業分野におけます三つの政府間協定及び一つの民間取決めがございます。ロシアによりますウクライナ侵攻以降も、関連の協定等に基づきます操業ができるように対応してきているところでございます。  具体的に申し上げますと、日本の二百海里水域におけます、我が国漁船によりますロシアの川を起点としますロシア系サケ・マスの漁獲量の操業条件を決定いたしますサケ・マス漁業交渉ですが、本年三月に交渉が妥結をしております。そして、四月から六月にかけて、主に道東沖の海域におきまして、シロザケ、カラフトマス、ベニザケ等の漁獲を目的とした操業が行われたところでございます。  また、北方四島のうち歯舞群島の一部であります貝殻島周辺において、我が国漁業者が安全に昆布採取を行うための民間取決めであります貝殻島昆布交渉につきましては、北海道水産会とロシア連邦漁業庁の間で協議が実施されたところでございまして、本年四月に交渉が妥結をしております。六月一日から操業を開始したところでありまして、現在は昆布の育成状況を踏まえて操業が一時中断をされておりますけれども、その後、九月まで操業が行われる予定となっております。  本年の日ロ双方の漁業者の相手国の二百海里水域で操業条件を決定します日ロ地先漁業交渉につきましては、昨年十一月二十四日に交渉を開始したところでございますけれども、二年連続して交渉が越年したというところでございますが、本年六月の十九日に妥結をいたしました。こちらにつきましては、これからマダラ操業等を目的といたしまして日本漁船が操業する予定でございますし、ロシア漁船につきましては、十一月以降にサバ等の操業が行われる予定となっておるところでございます。  一方で、北方四島周辺水域操業枠組み協定でございますけれども、こちらについては、ロシアによりますウクライナ侵攻以降、ロシア側は協議に応じておりませんで、二〇二三年以降、操業が実施できていない状況が続いております。こちらにつきましては、外務省と連携いたしまして、ロシア側に対し協議の実施について繰り返し働きかけを行っているところでございます。  日ロ関係、全体として厳しい状況にはございますけれども、ロシアとの漁業の分野の関係、重要でございますので、引き続き、我が国の漁業者がこういった操業ができますように、権益を確保できるよう交渉してまいりたいと考えております。

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